亀ヶ首訪問記  その2 その1 その2 その3 その4 その5 その6
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急な坂を下りきったところで,砂浜が見える。
向こうに見える岬の手前が,亀ヶ首の施設があった砂洲だ。
道の終点には民家が建っていて,そこで車道は途切れる。民家の周りは柵で囲まれているため,亀が首方面へ行くには山と柵の間に人ひとり通れるだけの踏み跡をたどる。
道の横の崖には,壕が掘られている。
奥行きは数メートル程度の小さなものだ。

民家の柵が途切れると,さらに護岸にそって踏み後が続き,小さな岬が行く手をさえぎるかたちで伸びているのが見える。
そして,その手前に一台の廃車が放置されている。
だんだん近づいてゆくと,気配がぷんぷんしてきだす。

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