鹿倉隧道 かのくら -
大分県玖珠郡玖珠町
延長 118.5m  
幅員 3.90m  
竣工  1891年  
県道森耶馬渓線のサミットである鹿倉トンネルの横に残る明治隧道で崩落が激しいほか,森側の入り口は倒木や土砂が入れられて閉塞寸前である。

耶馬渓側は現トンネルの脇から下を除くと入り口が確認できるほか,一部にアスファルト舗装や規制標識なども残っている。

岩盤を刳り貫いたトンネルで,かつての玖珠郡長村上田長という人物が,反対派や議会の妨害にあいながらも森町と中津方面を結ぶ道路として建設に奔走したものだ。

結局村上田長はこの隧道の竣工を見ることなく議会によって罷免されてしまう。

その村上の功績をたたえる立派な石碑が峠の耶馬渓側の物販施設の駐車場の隅に建っている。
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位置  
高速自動車国道 一般国道 都道府県道 市町村道その他 廃隧道等