水目第一隧道 みずめだいいち 旧 県道白地日田線
大分県日田市
延長 32.0m  
幅員 4.20m  
竣工  1908年  
県道白地日田線の水目地区には,かつて「水目隧道」「水目第一隧道」「水目第二隧道」「秋山隧道(市道・現存)」と4本のトンネルが近接していてさながらジャンクションの様を呈していたのだが,県道隧道についてはすべて開削撤去されてしまっている。

峠にあった「大きいトンネル」が水目隧道で,切通しとなっているのでそれでもトンネルがあったのだなあという感じなのだが,あとの2本は小隧道ということもあり跡形もない。
第一隧道のほうは上の写真にマウスを乗っけていただければ想像図,続けて「車数台分」程度の長さの第二隧道があったという。

現在は,山も土砂採取により地形が変わり,道路も直線で改良され,両側に事業所や住宅が立ち並んで,隧道があった痕跡はまったく残っていない。

※以下の文章及び写真については再取材の結果隧道遺跡ではないことが判明。反省の意味も込めてしばらく残しておきます。


事業所の敷地内なので職員又はオーナーの方に話しなり許可を得て見せてもらおうと思った穴が道路から見える。
残念ながら,事務所には通いと思われる若い職員ひとりしかおられず,無駄に警戒されても困るので取材はまたの機会にして,写真だけを取らせていただいた。
朝日隧道の脇にあいているのと同じような穴なのである。しかも,同じ「キケン入るな」看板。これが水目隧道の旧隧道(水目第一隧道)ではないかと踏んでいるのだがどうだろうか。もちろんただの防空壕かもしれない。

しかし,反対側に回ってみると,造成され埋められてこそいるものの明らかに何かが違う箇所があって,延長的にも第一水目隧道と近いような気がする。

そして,その埋められたのかもしれない穴の延長線上に旧道が続いているのもなにかありそうな気がする。

機会があればまた取材したいと考えている物件だ。

※ちなみに第二隧道は水目隧道と水目第一隧道の確認に時間を割いてしまったのですっかり忘れていて,あっさり通り抜けてしまった。というか,二車線道路で両側に住宅が建ってしまっているので,切通しですらなかったような気がする。
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位置  
高速自動車国道 一般国道 都道府県道 市町村道その他 廃隧道等