猪野隧道 | いの | 由布市道 | |||||
大分県由布市(庄内町) | |||||||
延長 | 178.0m | ||||||
幅員 | 5.00m | ||||||
竣工 | 1936年 | ||||||
由布市旧庄内町の天神山駅の近くから尾根を越えて猪野地区へと通ずる,無数の鑿跡が残るきれいに整形された隧道で竣工が昭和初期と比較的新しいものだ。昭和恐慌の匡救事業として個人の出資で建設されたものだとも言う。隧道脇にその顕彰碑が建っている。 高さ,幅員とも大型車を十分通すスペックを備えてはいるものの前後の急カーブや急坂,或いは行き違いに不便であったためであろう,並行する低い位置に2車線のきれいな新トンネル(畑田トンネル)が竣工し廃道に近い扱いである。 しかし,放置され切れかかって照明の用をなしていないとはいえ,蛍光灯が光っていることから電気も通じていることがわかる。おそらくは中を通る電話線のために残されているのだろう。また,戦時中にはイペリット弾がこのトンネル内部に保管されていたという。 |
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位置 |
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