長門峡は阿武川の中流域にあり,紅葉の美しそうなところだ。この長門峡の名付け親であり,ここを世に広めた高島北海は,官僚から画家になり,絵の売り上げ1万7千円あまりを,寄付して長門峡観光開発のために尽力した人である。
長門峡遊歩道にある2箇所の隧道は,その高島北海の名をとってそれぞれ「北海洞門」「高島洞門」と呼ばれている。 どちらもそそり立つ岸壁を穿ったもので,長門峡の景勝地のひとつとなっている。
ちなみに,この長門峡は山口県道293号萩長門峡線の一部となっていて,上流側の遊歩道入り口には,立派なヘキサも立っている。という具合なので,台帳には載っていない隧道であるが,県道のリストに載せてみました。
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