道祖峠隧道 | さいのたお | 市道川西43号線 | |||||
山口県岩国市 | |||||||
延長 | 140.0m | ||||||
幅員 | 3.80m | ||||||
竣工 | 1920年 | ||||||
山口県道15号川西隧道の上部にある旧隧道。岩国から玖珂方面への一方通行となっており,かつ抜け道ともなっている。 この県道15号の欽明路ルートは,「玖珂村から錦帯橋に至る4里33丁18間巾3間幅の道路改修は明治23年に県が行った」もので,その後大正時代になり,「翌6年には祖生,玖珂,高森,米川,川越,師木野,岩国の7か町村は第4号国道線の道祖峠隧道工事の促進を期するための期成同盟会を作った」(岩国市史 下線筆者)とあるので,隧道もそのころに建設されたものだろう。ポータルこそ石組みであるが,内部はコンクリートブロック積みであることから工事は昭和初期までかかったものかもしれない。 しかし,昭和初年の地形図ではすでに,国道は現ルートを通っているように見え,国道隧道としての時期があったものかどうかはいまだ不明だ。 ※大正3年の地形図では国道であったとのことです。その後,県道110号岩国周東線となり欽明路道路が無料化された際に,路線名を現在の県道15号へ譲ったうえで県道128号柱野停車場線へさらに県道1号岩国大竹線を経て現在へ至る。ということのようです。結構紆余曲折をへて今の地位に落ち着いたみたいですね。また,「さいがたお」という呼び方をされることもあるそうです。(06.09.04補記 情報提供 かずくん 様) |
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位置 |
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