佐波川ダムの堰堤を渡ってそのまま,崖に突っ込む形で建設されている隧道。素掘りに吹き付けただけの簡単なつくりであることや地下水の染み出し具合,中で大きくカーブしていること,照明はあるもののやたらと暗い感じがすることなど,近所にある国道489号の旧隧道群よりよほど雰囲気がある。
堰堤側から入ってカーブしたすぐのところに横穴があり,写真上左のダム管理施設に通じている。(下写真)ダム建設および管理用に建設されたものであることは間違いなさそうだ。
堰堤と反対側の出口から先も,路面状態の悪い隘路が続いている。中で対向車と出会うことはめったにないと思われるが,万が一のためにクラクション鳴らしてから進入したほうが安心かもしれない。
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