HOME国道186号旧道(弥栄ダム湖底区間)
弥栄湖底旧国道〜弥栄隧道17 
ほら,見るからに渡れそうでしょ。
この河岸にあんなおそろしトラップが仕掛けてあるとは。

ほんとに危険なので。しかも,緊急事態に陥ったときに知らせる先が,
大竹市消防本部なのか岩国地区消防組合なのか,運良くサンダーバードが見つけてくれるのを待つしかないのか,ゼロゼロゼローと携帯に向かって叫べばよいのかすらわかりません。

弥栄湖底旧国道〜弥栄隧道18 
対岸には,弥栄1号トンネルと2号トンネルをつなぐロックシェードが見えています。
しかし,トンネル間で落石通行止めになっていましたから,一本のトンネルにしてしまえばよかったように思います。

ちなみにトンネルから降りようとするのは,川を渡る以上に無謀だと思います。

弥栄湖底旧国道〜弥栄隧道19 
かなり上流までさかのぼって,漸く左岸にたどり着きました。

このあたりはさすがに,干上がって長いせいか,湖底に堆積した砂や泥が侵食されて,もともとの川底が現れているようです。

しかし,その分崩れやすい砂のがけになっています。亀裂が入っているところもあり近づかないほうが良いでしょう。

弥栄湖底旧国道〜弥栄隧道20 
ちなみに,渡渉地点。

向こう岸で砂が流れているところから川に入って手前に渡りました。

もちろん,ちゃんと三脚で突っついて底がしっかりしているのを確かめてからですよ。
といいつつ,膝上まで水につかりながら渡りました。長靴とズボンの泥が流れて(多少)きれいになりました。

弥栄湖底旧国道〜弥栄隧道21 
川を渡って旧国道186号に登ります。

当然といえば当然ですが,路面にかなり泥が積もっています。
その上には,結構な数の足跡がついており,見物客もそれなりにいるのでしょう。

弥栄湖底旧国道〜弥栄隧道22 
旧道の上には大きな岩が転がっていたりします。
崖に吹き付けられたコンクリートもそのまま残されています。

そんな中でも,普段湖底に沈んでいる部分とそうでない部分は,
色がはっきりと変わっていて,すぐに見分けがつきます。

奥には隧道も見えています。

弥栄湖底旧国道〜弥栄隧道23 
かつては,ガードレールを支えていたであろう支柱も切断され,
錆びついてしまっています。

その下を流れる小瀬川は,こんなにきれいだったか?
と思わせるような清流です。
しかし,流量はとてもとてもこんなものではないはずですが。

弥栄湖底旧国道〜弥栄隧道24 
上流へ向けて撮影したものです。

もともとは,弥栄峡という景勝地でした。
いまも上流部には蛇喰磐(ポットホール)なども残っていたり,
キャンプ場なども整備されています。

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