羽山第二隧道 はやまだいに 一般県道宇治下原線
岡山県高梁市
延長 32.0m  
幅員 3.00m  
開通 1919年  
中国地方の国道,県道に残る最後の完全素掘り隧道だ。
この隧道の特徴というか,売りは鍾乳洞兼用隧道ということで,全国的にも珍しいのではなかろうかと思う。

どういうことかというと,北側(上流側)の坑口はミニ鍾乳洞の一部となっていて,オーバーハングした石灰岩の岩壁のふもとに川が穿った穴に県道が潜り込み,そのままトンネルへと続いている。鍾乳洞と連続していることから改修も難しいだろうと思われ,当分はこのままの形で残っていくのだろうと思う。


トンネルの入り口と連続している鍾乳洞は入り口付近こそかがんで入らねばならないほど低くなっているが,10mほどで立って歩けるようになり,その先は15mほどで行き止まりとなっているものの,立派な鍾乳洞だ。(要照明器具)

走行映像
詳細記録
位置  
高速自動車国道 一般国道 都道府県道 市町村道その他