志戸坂隧道 | しとざか | 旧国道373号 | |||||
岡山県英田郡西粟倉村−鳥取県智頭郡智頭町 | |||||||
延長 | 565.0m | ||||||
幅員 | 4.80m | ||||||
竣工 | 1934年 | ||||||
鳥取と大阪を結ぶ最短ルートであった鳥取・岡山県道智頭大原線(当時)の最大の難所として知られた志戸坂峠は標高581mと中国山地の分水界としては標準的な標高ではあるものの、峠の前後が急斜面となっており、自動車の通行を可しなかった。 そして、昭和8年2月13日。国道ですらなかったこの峠に延長565mの当時としては全国有数の長大道路隧道を建設する工事が開始され、昭和9年8月に竣工した。 その後、昭和55年に新トンネルが開通し旧隧道は廃道となっている。 |
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岡山県側は現トンネルのすぐ手前から旧道が分かれている。 旧道も一応、2車線を確保するほどの立派な道である。ヘアピンをへて旧道時代からあったのであろう桜並木を見ながら高度を稼いでいく。 ほどなく、「志戸坂隧道」と刻まれた立派な石柱が現れ、隧道入口に到着する。 ポータル手前に高さ制限バーが設置されているが、ポータルそのものはおそらくはほぼ当時の姿のままであろう。 |
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入口付近はコンクリートブロック巻きである。路面には落下した照明器具が散乱しており、次の落下が何時あるかわからないのが恐怖感をあおる。 それよりもまた、貫通していると聞いていたのに反対側からの光がまったく射してこないのも気にかかる。 |
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コンクリートの綺麗な巻き立てに変わるあたりから、路面も乾いてくる。 そして、何か遮るような壁のようなものが見えてきだした。近づくにつれ、ブロック塀であることが確認できる。 直線のトンネルのはずなのに貫通光が見えなかったのはこのブロック塀のためだったようだ。 入口の封鎖のためにコンクリート壁を作っているケースはよく見るが隧道の真ん中あたりに |
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志戸坂隧道その2→ | |||||||
位置 |
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