晴雲隧道 旧道(吹ヶ峠) その2  その1 その2 その3  晴雲隧道へ
一時期は県道だったような気もしたが,きっと気のせいなのだろう。現在は飯南町道である。

で,この先通行止めとはどういうこと?
バリケードも何もなさそうだが。

とりあえず,通行止めと書いてあってもバリケードまでは入ってみるのが旧道通行時の礼儀である。

たぶん,下の法面工事が通行止めの原因でしょうね。きっと。バリケードも横にのけられているし。

とかいって,廃屋を横目に見ながら進むとあっけないほど近くに吹ヶ峠のサミットがある。別に立派な切通や石垣を持つわけでも峠の茶屋(もしかしたらあったのかもしれないが)のあったふうでもない,緩やかな峠だ。
サミットを越えると道は,細かなカーブを繰り返しながら下ってゆく。いわれるほど緩やかな坂でもないが,上根峠とかをイメージすれば確かにゆるい。

もともと,中国山地の峠はこのようなものが多いのだが。
途中にあった昭和2年に建てられた石の道しるべ。
「左国道 右近道」とある。右とはおそらく谷をまっすぐ下っていく里道であろうか。

国道の下には廣島と書いてあったが,近道でどこへ抜けられるのかは,読み取れなかった。
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