大山トンネル | おおやま | 一般国道2号(安芸バイパス) | |||||
広島県広島市安芸区−東広島市 | |||||||
延長 | 1,380.0m | ||||||
幅員 | 9.50m | ||||||
竣工 | −年 | ||||||
山陽道の要衝であった大山峠は,明治に国道が整備された際にその険しさから放棄され,歩く人もない廃道に近い状態になっていたが,21世紀になってその大山峠の下に新たに国道バイパスのトンネルが建設されることになった。 今日はその安芸バイパス大山トンネルの現場見学会だ。 トンネルの入り口は防音用の建屋で囲まれている。この中にずりの一時保管場とかいろんなものが入っている。 |
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トンネルの工事は八本松側から行われている。 一般的にトンネル工事は標高の低い側から行われる(排水の便によいため)が,ここは地形的に進入路頭が建設しやすい八本松からの片押し施工が選ばれたようだ。 現在は,40mを残すほどになっており,ほとんど貫通に近い。10月中に貫通する予定のようだ。(右写真の矢印が切羽の位置) |
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入り口付近の状況。 少しカーブして下ってゆく。 入り口で概要の説明を受けたあと再びバスに乗って奥へ入っていく。 |
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中間点付近の非常駐車帯のところでバスは方向転換し,バックで切羽へ。大型重機や覆工用の型枠があったりしてかなり狭いところを下っていく。さすが,運転手さんはプロだ。 | |||||||
切羽。ミニベンチカット工法というのだろうか。下部に少しだけ土が残してある。 ほとんどが花崗岩質であるそうだ。 |
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やはり水が出ているようで,水中ポンプで排水されている。 特に,この区間では下にインバート(底部のコンクリート)が入っておりどうしても水がたまるため,排水が大事だという説明であった。(底に水がたまると土質が悪くなるので舗装のときに大事である。) |
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これは,支保に使うH鋼。このトンネルではほぼ1mごと(1回の発破で進める距離)に入っている。 壁に貼ってあるのは導水シートで,天井から水が降ってこないように壁沿いに導くためのものだ。 |
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ロックボルトとそれを止めるための大きなレンチ。 ロックボルト用の鋼材も見てみたかったのだが,置いてなかった。 |
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工事用車両。見ているのは八本松方面。かなりきつい傾斜になっている。 | |||||||
再びバスで入り口に戻ってトンネルの壁をスクリーンにしてトンネルの建設方法などの講義を受ける。 | |||||||
天井には空気を送るためのダクトが通っている。 このダクトと集塵機のおかげで,切羽部分でも非常に空気の質がよかった。 貫通しているためダクトが撤去済みだった揚山トンネルよりもよほど空気がよかった。 |
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位置 |