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仏坂隧道06 
坑口付近に溜まった土砂がせき止めているため,内部は水没しています。
9月に訪問した際に入ってみましたが,長靴が水没しそうになったので引き返しました。泥が15センチくらい積もっています。(簡単な水路を掘って排水しようとしたのですが,すぐに水は引きそうにありませんでした。)

1月に再訪問した際には,冬季ということもあってか,水は少なくなっており,入り口付近の泥に多少脚をとられることはあっても普通の長靴で十分でした。奥に行くほど水も浅く,地面もしっかりしてきます。

仏坂隧道07 
坑口から10メートルほどの地点で,大量の土砂が崩落しています。

9月の入り口からの観察では高さもあり,急斜面かつ砂利っぽいので,上るのはきついかもしれないと思っていましたが,実際に入ってみると高さもさほどなく,問題なく乗り越えることができました。

仏坂隧道08 
崩落地点の状況です。遠めにはほぼ閉塞しているようにも見えましたが,天上は十分高さがあります。上の写真と比べて奥のほうが崩れて低くなってるのかな?人為的なものでしょうか。

この崩落土砂で入り口の水没部分を埋めてつき固め,アスファルト乳剤とまでいわなくても,石灰でもまいておけば,楽に通行できるようになりそうだと。水没を気にしなくて済むのがうれしくなります。需要はありませんが。

仏坂隧道09 
崩落原因です。写真ではわかりにくくて申し訳ありませんが,天井には2メートルくらいの竪穴が開いていました。こうもりが2匹写っています。竪穴になっている部分に当初から風化した部分が入り込んでいた感じです。その部分がほとんど落ちきっていますから,これ以上の崩落の危険性は少ないのではないかと思います。

でも基本は自己責任です。

仏坂隧道11 
崩落箇所を越えると,路面もしっかりして泥濘等も見られません。しかも,出口に向けてかなりの急傾斜で下っていっています。

40メートルほどの隧道ですから反対側の光は見えますが,カーブしているため,内部は真っ暗です。懐中電灯しかも光量大きいものは必携ですね。

仏坂隧道12 
ストロボもたかず,ライトも消して撮影してみました。なかなかいい雰囲気が出ていると思いませんか。

地盤が黒っぽい岩盤を刳り貫いているのでますます暗く見えます。花崗岩を刳り貫いたりしたものではないので,しっかりした地盤のように感じました。断面も矩形とまでは言いませんがあまりアーチを意識したものではなさそうです。

仏坂隧道13 
路面の状況です。コウモリの糞が溜まっているのだと思います。そのほかは,一部に(まさかアスファルト?)というような路盤もあったのですが,どちらにせよ中央部が幅広に浅く掘られていて,排水機能を持っていたのでしょう。

土があったのが流れたのかもしれませんが,ほとんどが岩盤そのものです。丁寧に平滑に仕上ようとしている印象を持ちました。

仏坂隧道14 
反対側の出口が見えてきました。

こちらは雑木が覆いかぶさっています。かなり日当たりがよさそうな感じです。
下り斜面の一番下にもかかわらず,水もたまっていなさそうです。

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