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旧岡山県道378号 通称G378 九の坂峠
旧岡山県道378号 九の坂 その1
かつて新見と米子方面を結んでいた新見伯耆往来。
現在は,県道新見日南線として伯備線とともに県境を目指しているが,もともとは,山の中を通る本当の意味での険道であったようだ。
明治20年に県道新見根雨線としてルートも変更され,大正6年の改修を経て
現在では知る人ぞ知る旧岡山県道378号上市井村西方線となっている。人呼んでG378。
国道182号から分岐する際にはごく普通の市道にしか見えない。
旧岡山県道378号 九の坂 その2
しばらくは,中国縦貫自動車道に沿って走っていきます。
このあたりで,高速道路を右へくぐって登っていくのが,明治以前の伯耆往来のメインルートであったようです。川沿いというのは本当に危険であったということであると同時に,山間の集落(製鉄集落?)を経由する必要があったのでしょうか。
旧岡山県道378号 九の坂 その3
集落が現れ,縦貫道の下をくぐってカーブしていく。
このルートは,「高速道路」「一般国道(改良済)」と平行して同じ峠を越えるという,どうみても歴史がありますといった路線である。
旧岡山県道378号 九の坂 その4
石垣と人家の間を通って谷の奥へと進みます。
庭には白梅が咲いています。
うめは〜咲い〜たか,さく〜ら〜はぁまだかいなっと。。
いい天気のように見えますが,風は冷たいです。
旧岡山県道378号 九の坂 その5
道は集落のはずれで,二手に分かれます。直進すると別の集落があるはずです。明治以前の伯耆往来はここを直進し,足立へと抜けるルートもとられていたようです。もともと九の坂と呼ばれたのはそちら方面だったようです。
旧県道は左へ小さな橋を渡ると,誰も通りたくない(はずの)世界へ一歩一歩近づいていくことになります。
旧岡山県道378号 九の坂 その6
分岐から急な坂をよっこらしょと,縦貫道と同レベルまで登ります。新見トンネルの入り口が見えています。
高速道路の向こうには国道182号が通っていて九の坂トンネルで峠を抜けています。
トンネル旧道シリーズに載っけたのはそのせいです。
旧岡山県道378号 九の坂 その7
林間のちょっと荒れた道路です。
現役県道でもこれくらいならいくらでもありそうな感じですね。
旧岡山県道378号 九の坂 その8
これがG378と呼ばれるようになった元ねたです。
岡山県管理道路にはこのようなプレート(落石等危険区間のプレートだそうです。)がたくさんあって,県道なんだねぇというしるし(山口県の夏みかんガードレールのようなもの?)なのですが,市道になってはずの路線になぜ設置してあるのか。
ちなみに,国道313号
熊居峠隧道
(閉鎖)へ向かう旧道にも同じようなものがあったりしてよくわからない物件です。
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