第五堀切(太田)隧道 | だいごほりきり | 菊池市道 | |||||
熊本県菊池市−山鹿市(菊鹿町) | |||||||
延長 | 108.0m | ||||||
幅員 | 2.70m | ||||||
竣工 | 1916年 | ||||||
堀切隧道群の中で最も長くかっこよくて美しく危険なトンネルがこの第五隧道である。 第四隧道の側から入って見ると直線で反対側の入り口もはっきり見ることができる。 |
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立てられたパイロンが牙のようである。 「龍の顎の恐ろしさ知れ」とは八つ墓村に出てきた言葉だっだろうか。 この隧道も何度も崩落を繰り返し、補修されてきた跡が見て取れる。 そして現在も崩落により通行止めである。 |
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崩落しているということもあり、慎重に入ってみることにした。入口付近の構造そのものはしっかりしているようだ。 | |||||||
崩落地点手前の巻き立て地点に到着する。なんと、切石巻きである。最初から巻き立てされていたものか、後に補強されたものかは当初はわからなかった。 | |||||||
しかし、ポータルだけ石造で内部は素掘りや他の資材で巻き立てられている隧道は割と見かけるが、中間部だけ巻き立というのは珍しいと思う。 | |||||||
巻き立て部を過ぎると問題の崩落部分を通過することになる。年田隧道や仏坂隧道のように天井に大きな穴が開くようなケースかと思っていたが、天井全体が剥がれ落ちるような崩落だ。 範囲も15m×5mくらいはある。思った以上に土砂の量は多かった。天井が厚さ20cmほど剥落したといったイメージを受けた。天井の色が変わっているのがわかる。 |
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