両家隧道 2 りょうけ 市道牛首線
大分県豊後大野市(大野町)
延長 16.0m  
幅員 4.10m  
竣工  1892年  
既に県道側(東側)坑口は掘削が始まっており,崩されたコンクリートの塊や土が積まれている。土は細かく非常に軟らかい。

もう1週間遅ければトンネルそのものが跡形をとどめていなかった可能性もある。
西側坑口は吹付けコンクリートもそのまま残され,何とか現役市道トンネルとして活躍していた頃の面影をとどめている。

トンネルの前後がカーブしており,トンネル内も傾斜していて,見通しも悪いことから改修することについては仕方がないことなのだろうとは思う。

願わくば,100年以上前行なわれた道路改修の記録や記憶をどこかに残しておいてほしいと思う。
トンネルを抜けると谷底へ降りていく坂道となっている。

拡幅も併せて行なわれるようで,その工事も進んでいる。こちらは今年度中の完成ということにはならなさそうようだから,看板にあった平成20年3月25日までの工期というのはトンネルの撤去工事の期間だろう。
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位置  
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