鳥越隧道  その2 その1 その2 その3 その4 その5 鳥越隧道通常版
ということで,錦町(広瀬)がわから,進入してみる。
紅白の看板に「ダム軸」と書いてあるのが読めるだろうか。
ここにダム堤体が建設される。実際にダムが完成するまであるいは,本体工事が始まってこの道路が通行止めになるまでにどのくらいの年月がかかるのだろう。

川の上流,向こうに見える山の下に鳥越隧道がある。
つまり,ダムが完成すると鳥越隧道はダム湖のもっとも深い場所に沈んでしまうのだ。
立派な付け替え道路から,いかにも旧道といった寂れた感じの旧道(といってもまだ国道指定は外れていないと思いますし,幅員も路面状態も立派なものですが)をしばらく鳥越隧道へ向けて走る。

旧道にはいってからは,すでに民家の立ち退きも済んでおり,時折ダンプや工事関係者を乗せたライトバンが走っていく程度だ。
しかし,バスが止まることのなくなったバス停は今でも残っている。
右に見える錦川本流に赤い橋が見えてきて,木谷峡方面への県道が(旧・旧道兼用)が分かれると鳥越隧道に到着だ。

廃止になる前には,封鎖されてしまうのだろうか。

トンネルに限らず,公共施設への落書きには殺意すら覚えるが,たまった埃に指で書かれたこの落書きには結構ほほえましいものを感じた。
通学路にしていた子供が書いたのだろうか,「おばけ注意」はナカナカいいセンスをしているとさえ思う。
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