下長屋隧道訪問記  その4 その1 その2 その3 その4
トンネルを出たところは橋梁になっていて,新線はさらにまっすぐ路盤を伸ばしている。この線形で広島までやってくれば,現在の技術であれば広島浜田は1時間と少しくらいで走れていたのではなかろうか。(実際には広島−加計間がネックになっただろうけれども)
橋に出てみると,向こう側に戦前建設されていたコンクリート製のアーチ橋が見える。近代土木遺産にも選定された立派なものだ。
下府川第一橋梁

無筋コンクリート充腹上路式三連アーチ
新線部分の路盤は地元の方によってきれいに刈り払われていてアーチ橋見学の便を図られているのだが,一方でアーチ橋から先の旧線部分は藪がひどく通行できる状況ではない。
また,この浜田側の坑口までは車の入れる道から徒歩5分程度であり,下長屋隧道も内部に特段見るべきものがあるわけでもないから,無理に入ることはお勧めしない。というか,私ももう一度歩いてみようとは思わない。(たまたま鍵が開いてはいたものの公開されている施設ではないことにご留意いただきたい。)
※帰りは行きにもまして長い道のりを歩くことになった。
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