絵ノ島探索記(小那沙美島)  その2 その1  その2  その3  その4
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海上は案の定風が強かったが,まっすぐ絵の島へと進路をとり20分ほど絵の島の沖合いへ到着した。

絵の島は大小二つの島が砂州で繋がっており,かつて旅客船が発着した浮桟橋も残っている。

しかし,浮桟橋は台風で破壊され,島本体とは分離してしまっているため,現在では桟橋から上陸することは不可能だ。今回の探索では東西に伸びる砂浜の南側に直接船を乗り付けて上陸するこことした。


▲絵ノ島の内湾と安芸絵ノ島灯台

▲左が天然右が人工?内部で繋がっている。
▼絵ノ島の内湾。ほとんど砂浜が水没している。
▼砂州で繋がる小島。穴も開いている。

島へ近づくと,洋上からでもはっきりと隧道がいくつも口をあけているのが確認できる。中には,海食洞を人工的に広げて作られたものもあるようだ。また,貫通していることが確認できる隧道もある。これらの隧道の一部は対岸となる宮島の裏側からでも確認することができる。

当日は大潮であり,さらに満潮時に上陸を試みたため,砂浜は事前にテスト航海を行ったときとは比較にならないくらい狭くなっている。しかし,小型船での上陸が可能なだけのスペースはあり,計画通り船を乗り付けて上陸。

サポートのM氏が沖合いで上陸者2名を待つということにしてもらった。島の南側の湾内は,道中とはうってかわって波静かである。

※出航してから,上陸までの動画がご覧いただける。(カメラがしっかり固定できていないので,途中から傾いていることはご容赦いただきたい。)
83.5MB

ここで,絵の島の航空写真と隧道(壕)の分布図をご覧いただきたい。わずか面積0.2平方キロの島に沢山の穴が開いているのがわかるだろう。

あきらかな隧道5本に加えて人工的に掘られたと思える多くの穴(うち貫通しているものがふたつ)が残っている。

▼今回の探索では行けなかった5号隧道
▼5号隧道のアップ。
▼4号隧道。当日は隧道入口まで水。
▼4号隧道。干潮時でなければ近づけない。
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